新人がリカーショップで働いて初めての年末

新卒で小売店に入るべきではない。
何を聞かされたのか、おおむね想像がつくけど…
不平不満はそんなに口にしないまでも、
なんだか諦めに近い表情をするようになりました。
新卒カードを使った彼が感じている真実。
大きく二つ紹介したいと思います。
リカーショップに新卒カードを何故か使った人の経過観察
異常な拘束時間の社員たち
荷受けが朝の7時。
帰宅が遅ければ23時。
通常であっても20時半。
平均14時間程度の拘束時間の店長。
役職が無くても10時間以上の拘束時間は珍しくありません。
開店準備だけして、タイムカードを押し、店にいたまま『休憩』。
2時間程度『休憩』した後、勤務開始。
労働時間が合計で10時間であったとしても拘束時間は12時間です。
新入社員に対する人事担当の説明はどうだったのでしょうか。
残業はさせない
とでもいったのでしょうか。
こんな言葉遊びに、新人は引っかかってしまい、今更気付いたようです。
結局一日も有休をとれていない
月に一度は、たとえ繁忙期であっても有休をとらせるように。
そんな話を聞かされました。
それから暫くして新人が配属されるわけですが…
彼が有休を習得することは一日もありません。
4月に配属されて、12月になってもまだ。
店長は『人件費』について酷く詰められているので
余裕のある人員配置などできないのです。
店長自身の使える時間は全て店舗に捧げているので
他の社員に同じことを要求するのも仕方ないでしょう。
ただ、これも新人の予想を超えていたようです。
体調不良で休むことすら、ありえないことでした。
ブラック小売を淘汰するのには、新人が入社しないこと
『どうしてこんな会社に入ったの?』
『あまり真面目に就職活動しませんでした…』
何ともったいない話でしょうか。
私がここで
短い文章ながら小売業の現実を発信し続けることで
後悔してしまう就職をしてしまわない様に。
自分のキャリアを傷つけてしまわない様に。
大きく見て、将来にブラック企業が一つでもなくなるように。
細々と続けていきたいと思います。