氷河期世代の小売店員は鬱になったらどうするべきでしょうか。

自分の思うキャリアを築くことができなかった世代。もちろん大学も狭き門でしたので
『大卒』という学歴を手に入れるのも難しかったと言えます。
今(2020年)の段階で40代であれば、高卒ならバブルの好景気で就職口は沢山ありましたし、
大卒であれば氷河期の最中にありましたので、就職口は少ない状況でした。
なんとか正社員になることができても、転職するのが困難である為、上司のパワハラや
モラハラ(女性であればセクハラ)は当然のようにありました。
若いうちはそれらに耐えることができる人もいます。
結果的にバブル世代が出世していき、ハラスメントが常態化。ハラスメントに耐えた
人間が上司に認められるので、ハラスメントは受け継がれていきます。
若いうちはかろうじて保ってきた『心の均衡』も、年齢によって崩れ始めます。
崩れた心はもう元には戻りません。
そうなってしまったらどうしたらいいのかを話します。
小売店員で鬱になったロスジェネのこれから
専門の病院に通う。
産業医に診断してもらい、今後の対応を伺います。
『産業医など信用できない』というのもよく分かりますし、休職の診断を受けることも
あるでしょう。私は休職した結果、降格・減給しました。
会社の都合で潰されたのではないかと思うほどの、嘘の人事異動と休職誘導でした。
休職を進めた人間は、自身も休職していながら、降格も何もなく職場復帰しており、
嘘の人事異動を勧告した上司は『ボランティアではない』と言い放って、
私の降格・減給を行い、上司自身は出世しています。
理不尽と感じますが、一旦心を崩した人は、専門の病院にかかって、何らかの対応を
してもらう方が良いと思います。私は何年も薬を飲んでいますが、収入面等の不安
から、いまだに病院通いを続けています。
組合・社労士等、専門家に相談する。
労働組合がある会社であれば、そこに相談するのが良いと思いますが、無い場合、
個人で加入できる労働組合に相談するのが一番良いでしょう。
私の会社には労働組合がありませんでしたので、休職の間に外部ユニオンに相談しました。
また、社会労務士との無料相談会に参加し、どの様な法的処置がとれるのか、障害を
受けたという診断に相当するのかどうかも聞きました。
カウンセリングも何度か受け、心の調整に努めました。
国からの年金を受けることができるようになったのはありがたく、家族を養うことが
辛うじてできています。
ただ、カウンセリングを何度受けても、ハラスメントが常態化している会社ではどうにも
回復がならず、また、別のハラスメントを受けたことを報告しても、当然会社は揉消します。
私はただの『文句言い』に成り下がりました。
先にも書きましたが、ハラスメントが普通の人間が好むのは、ハラスメントをする人間です。
会社の中身が変わらないことには、何も変わりません。
転職活動をするか、部署をかえる。
ある程度活力が戻ってきたら、転職活動をするべきでしょう。
同じ場所にいては、時間の無駄になります。
ただ、ここで『小売店員』というのがネックになるのです。
販売員には何のスキルも認めてもらえません。
実際はマネジメントや商品知識など必要になる要素が多いのですが
それを認める会社は、今のところありませんでした。
私が認められたのは、『20年勤務している』ことと『10年以上の店長経験』
だけです。特に勤務経験年数は高く評価してくれる事が多かったです。
私は自分の優柔不断さからこのような状態になっていると思っていますが
何はともあれ、一つの会社をに勤め続けたのは良かったのだと感じます。
中年で鬱は転職が難しい
いくつかの企業で内定をいただき、その何倍もの企業にて書類選考で落ちました。
普通の求人サイトでは中々精神的に厳しい環境の労働条件のものが多く、
選んでいられないのを理解しながらも、長く働けないのは意味がないと
私は思っています。
障害を持つものが考えるのは、障害があっても採用してくれる会社を選ぶ事
ではないでしょうか。障害があるのを理解した上での採用なので、こちらも
無理をしないで済みます。
家族があるならもちろん、収入面での問題もあるので一概には言えませんが
そもそも働けない方が問題であろうと思うので、障碍者用の転職サイトに
登録しておく方が良いと思います。こちらから探すのはとても疲れますし、
条件交渉など、尚更できるわけがないのです。
優良企業での採用もあり得ますので、自分のことと家族のことを考えれば
悪くない選択だと思います。