氷河期世代が転職書類を作るって面倒だから

映画や小説でもよく取り上げられる「ロスジェネ世代」という言葉。
ロストジェネレーション世代の略になりますが、「ロスジェネ世代」とは、超就職氷河期(1993年~2005年)
に学校を卒業し社会人になった世代のことですね。
1993年から2005年という期間が、バブル崩壊後の失われた10年間に該当することが、ロストジェネレーション
世代の名前の由来だといわれています。
かく言う私も「ロスジェネ世代」に該当しますが、一言で言うと、この世代は他の世代と比べ物にならない
くらい就職活動に苦しんだ世代ということができます。大卒の就職難が厳しい時代に、非正規に陥ったり、
仕事にすらなかなか就けませんでした。
その数は約2,300万人います。第二次ベビーブーム時代とも重なるため人口がとても多い事に特徴があります。
ロスジェネ世代が定年まで生き残るために必要なこと、それは、自分のキャリアを伸ばし、今より良い職場に
転職することを繰り返すこと、これに尽きると思っています。
ロスジェネ世代の底辺は転職サイトを利用するべき!
転職サイトを活用することのメリット
転職するのであれば、転職サイトを活用することで多くのメリットを享受することができます。
特に「年収アップが目的の転職」「仕事に専門性のある人」「女性の転職」など、転職の目的がはっきりしている
ケースだと、転職サイトを活用することで、有利に転職活動を進めることができ、自分の希望する会社や仕事に
就ける可能性が高くなるでしょう。
転職サイトでは、キャリアエージェントが、貴方の希望する転職先の要望を伺い、膨大な公開、非公開の求人案件の
中から最適な職場への転職を全力でサポートします。
基本、転職エージェントは全て利用料が無料です。非公開の求人情報は、転職サイトに登録しないことには内容を
見ることすらできないので、まずは2~3つのサイトに登録してみることから始めてみて下さい。
転職サイトの選び方のポイントはこの3つ
転職活動する上で必要不可欠になってくるのが転職サイトの活用ですが、実際にどこを使えばいいのか、転職サイト
の選び方のポイントが知りたい人も多いはず。
転職サイトの選び方ですが、次の3つが重要なポイントになってきます。
・在職中の人は、会社辞める前に転職サイトに登録する
・自分に合った転職サイトに最短で出会うために、3つ程度のサイトに同時登録する
・担当のキャリアコンサルタントが自分と合わなかったら、他のコンサルに変更してもらう
転職サイトやハローワークだと、転職のプロからの客観的なアドバイスがないため、転職に失敗する可能性の高さが
心配されていますが、エージェントだと無理矢理どこかに転職させられる可能性もあります。
年齢が比較的高め(40歳を過ぎていたりなど高齢)だったり、キャリア不足のため、転職サイトが利用できない場合
もありますが、利用登録して見ないことにはわかりませんから、何はともあれ、転職サイトに登録することが転職活動
のはじめの一歩になります。
手間のかかる書類作成は転職エージェントに
企業側の判断材料は履歴書と職歴書と転職エージェントからの推薦文になります。採用担当者は極めて短時間で書類を
一瞥し、容赦なく「キャリアミスマッチ」とNGの判断をしてしまうのです。
そこで今度は転職サイトではなく転職エージェントさんにお願いします。
転職エージェントで一番大事なのは、企業への推薦であり、書類選考の通過させることが転職エージェントの腕に
左右されます。そこで初めて、企業様と候補者の接点を作ることができ、この数が増えれば増えるほど、成約の件数
が増えるのです。
企業の面接とエージェントの面談は圧倒的に異なり、候補者の選別のためにはやっていません。全ては「書類を通過
させるための手段」です。「候補者のカタログの売り文句」を作るため、しかも短く的確な一言を導くために、面倒な
作業をやっています。
エージェントとの面談の内容をもって、相手企業の必要としている人材とされるポイントを突いたキーワードを入れ込む
など、短く的確な内容で推薦文を書きます。何人か推薦している企業になれば、書類を通すツボもわかっています。
ロスジェネ世代の転職成功のカギ
就職に失敗して社会から置き去りにされたロスジェネ世代とは言われていますが、就職活動で理想の企業を受けよう
としても、募集自体が無かったような時代で、やりたい仕事に挑戦できるチャンスが少なかったロスジェネ世代。
正社員で就職して働けず、アルバイト・派遣・紹介予定派遣・契約社員などの時代に複数の職場を経験している人は
少なくありません。大手企業のプロパー社員として、最初の職場で長く勤めているメンバーもいますが、部署移動や
転勤、中には会社がM&Aによって買収されたりしての転属だってざらにありました。
そんなロスジェネ世代のなかでも、将来を完全に諦めてしまっている人は一旦除き、あの手この手、令和の時代まで
何とか社会人生活を送ってきた人。就職活動に失敗したままで決して夢がある生活ではなくても、一生懸命貯金もして
高齢者となった自分の親の面倒もみれるくらいになってきた年代は、会社の中で『仕事を選ばせてもらえなかった』人達
でもありますので、自分自身に身についている「マインド」「スキル」が異業種へ持ち運びできる力となり転職に成功する
カギとなります。
それは、「ポータブルスキル」と呼ばれ、誰しもが大なり小なりもっています。
自分に質問しても、客観的な意見はでないので、無料の転職相談を受けてみることでロスジェネとして経験した激動の時代に
学んだことの多くが活きる事実を知ってほしいです。