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使用人の分際で!

2020 1/27
使用人の分際で!

私が入社して1年ほど過ぎたある日。

私の勤務している店舗に、社長様ご一行が視察しに来られました。

社長が店内に入ろうとしたその時、アルバイトが通勤に使っていたバイクを見つけ

『このバイクは誰のや⁈』

と、まあまあの怒声で言い始めました。

バイクが停めてあった場所は店舗入口に近かったわけでもなく、まあ、だからといって端っこにおいてあるわけでもありませんでした。

少なくとも、お客様が不快になられるほどの場所には停めてありません。

『アルバイトの(バイク)です』

と、店長が答えると

『使用人の分際で!』

耳を疑いました。

今から17年ぐらい前のことなので、当然21世紀です。

正気か?という感じでした。

そのアルバイト君は、聞こえてなかったようですが。

この社長。現在もわが社の社長でおられます。

多分、こういった感覚の差が

『うちのところの老害が』

『最近の若い奴らは』

の対立を産んでるように思います。この二元論は紀元前からあったようですが、人間てなんやかんやで進化しないもんですね。

インターネットが普及し、所謂『ネットネイティブ』がこれからの社会を担う時代。

それでも、人間同士の交わりはface to faceで続いていきそうな気がします。

なんだか、その方が、安心するんですよね。

私も、おっさんですね(苦笑)

 

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